飛鳥里山クラブ30周年記念誌
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づくり隊だけで楽しんでいましたが、このササユリを一般のお客さんにも見て頂きたいと里山運営委員会で発案、管理センターと協議し公園事務所に趣旨を説明し、作業道を少し広げるなどの許可を頂けるよう協議して頂きました。許可を得て北の丘から西の森の頂上まで少し道幅を広げ、谷川には杭を打ちロープを張り安全確保、頂上ではササユリの育成地に入らないように杭を打ちロープを張りなどツアー路の整備をしました。 2016年6月一回目は1日だけの見学会でしたが、申込者、当日参加者合計40名の方の参加がありました。当日は里山づくり隊、花づくりチーム、オオムラサキチームなどが安全確保とササユリまでの案内をしました。お客様はたくさんのササユリの花の見事さに見惚れ、匂いを嗅ぎ、写真を撮っていました。また口々に自然の中に咲くササユリを見たことがないと喜んでいただきました。その後2017年には47名 2018年には2日間で238名と増えていきましたが、2019年からはコロナのため中止となりました。現在は2024年より再開し2日間で80名の参加がありました。 【その他の活動】 2015年 西の森頂上にミツバツツジ赤花10本、白花10本を植えました。現在は2メートルぐらいに成長しています。 2016年 管理センターと花づくりチームで山野草ガイドを3,000部作成しましたが、現在在庫が少なくなり増刷の予定です。 2018年 展望台から北の丘に降りる階段脇に、ミツバツツジ40本植えましたが草刈りにより刈られてしまいました。 2023年6月 花づくりチームによる草花ガイドを始めました。以前より目指していたものがやっとできるまで来ました。お客様にも大変喜ばれていますが、残念なのは2024年工事の為中止になったことです。 その他 ここ数年花づくりチームには男性の参加者が少なく、エリア内の管理が出来なくなってきています。その為エリアの管理を手放すことにもなっています。今まで十数年手つかずの所を蔓性植物や根笹などを取り除き、除草作業を続け、種から育てた苗を何度も何度も植え続け、その場所に適したものは成長し、適さないものは育たず、そのような活動続けたお陰で今のエリアが出来上がってきました。まだまだ道半ばですがこれからも続けていきたいと思います。

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