飛鳥里山クラブの設立30周年を迎え、これまで自然観察サークルを発展成長させてこられた先人の方々の多大なる努力に深く感謝申し上げます。今回、30周年記念誌において自然観察サークルのページを作成するにあたり、これまで諸先輩が築き上げてこられた各種イベントを、現有メンバーの皆様に総括し1.定例会の活動報告自然観察サークルの活動日は、毎月第2木曜日です。当日朝7時前の天気予報で、奈良県北部降水確率が60%以上は中止になります。新型コロナ期には雨天中止を含め、連続8ヶ月の活動中止がありました。活動場所は、下記地区を基点とした周辺地区で年間計画を立てます。①高松塚②甘樫丘③石舞台から祝戸④キトラ古墳⑤万葉文化館⑥西飛鳥⑦奥飛鳥⑧昆虫館から香久山⑨橿原神宮⑩新沢千塚古墳⑪壺阪山⑫桜井⑬奈良公園から萬葉植物園⑭大和郡山⑮京都府立植物園⑯長居公園⑰その他自然観察サークルの定例会では野の草を調べて歩いています。草の名前に身近な鳥や動物の名が付いているのが多くあり面白いです。カラスウリ・スズメノエンドウ・ヘビイチゴ・オオイヌノフグリ・ブタクサ・ウシハコベ・ウマゴヤシ・キツネノボタンなどです。皆様も色々探してみてはいかがでしょうか!観察場所の足元で野草ばかり見ている時、フッと顔を上げると素晴らしい景色が見えてびっくりする時があります。明日香村上居(ジョウゴ)からは石舞台を望み、たわわに実った田んぼが見えます。高松塚の芝生広場の丘自然観察サークルの定例会で私はー毎月の担当者や他の人達の説明、そして後日送って下さるメールに、50音の「は行」で「ハッ!」「ハァ?」「ヒィ」「フン」「ヘェ」、そして「ホッ」と感動します。また、自然と共に過去に体験したこと、教わったこと、読書で知ったことなどを回想し懐かしむ時となっています。時々、つい横を歩く人に話しかけてしまうことがあります。「この花、アザミに似てませんか?」と。ある日、猟師に追ていただくことが最適との結論に至りました。その結果、以下のような6種類のパートに分かれて進めるところと致しました。①定例会②あそび広場③野の花めぐり④ササユリ見学⑤青空幼稚園⑥フォローアップ研修年間計画は1月に新年会で次年度の計画を作成発表して、4月に新サークル員歓迎会をします。また、あそび広場の準備や、野の花めぐりや青空幼稚園の下見や準備も行います。苔テラリュウム苔玉の作成、アイスプラント栽培の見学もしました。◎たんぽぽの不思議(ある観察会で)1.道端で盛んに咲いている花々を見かけます。2.盛りを過ぎると次世代に日差しを譲るように、花茎を斜めに倒し痩果(そうか)が熟すのを待ちます。3.痩果が熟した頃花茎は再び立ち上がり、より高く伸び冠毛を付けた痩果は風力により、より遠くへ運ばれる様に旅立ちます。からは、新しく真っ白になった牽牛子塚古墳、一方、於美阿志神社近くの休憩所からは高松塚古墳や細川の水田に映る夕日が見えます。また、祝戸の展望台からは、飛鳥京があった時代の平野を一望できます。この他にも稲渕の棚田の案山子や甘樫丘では桜、ササユリ、秋の落葉からはキャラメルの香りのする桂の木など、素敵な所が一杯です!30年通い続けている私の大好きな飛鳥に、お友達をお連れして下さいね!!われている狐は必死に逃げていました。逃げながら目に映ったのがアザミ。「そうだ!」と、慌ててその花に化けたのだけど、残念。そっくりには化けられなかった。だから「この花は、キツネアザミ」。(自然観察サークル長武田富久行)(1期藤井)(1期三宅)(1期清水)〜〜
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