① 飛鳥の自然を楽しみ、野鳥観察を通してサークル員間の親睦を図り、野鳥についての知識を深め② 飛鳥を訪れた人たちに、飛鳥の自然の豊かさと野鳥観察の楽しさを伝える。 野 鳥 サ ー ク ル 1.野鳥観察の楽しみ方 野鳥サークルは2004年に創部され2025年で21年目を迎えることとなります。 この間活動目的として以下のことを掲げて活動してきました。 る。 2015年4月から2024年8月にかけ、月1回の定例会は観察場所20カ所(飛鳥周辺8カ所、県内10カ所、県外2か所)で93回行われ参加人数は延1585名となりました。フォローアップ研修は観察場所4カ所(県内1カ所、県外3カ所)で5回実施され、延114名の参加者を数えています。 イベントリーダーとしての里山自然教室(バードウオッチングに行こう)は毎年2月に甘樫丘周辺で実施していますが、コロナ後一般参加者が減少(コロナ前約25名/回 コロナ後約10名/回)しており広報等の対策が急務となっています。また里山あそび広場への参加では野鳥ミニガイド、鳥ぬり絵、紙飛行機折、野鳥写真展示など行っており来場者のみなさまに喜んでいただいております。 今後はより一般の方々が参加できるようなイベント等の企画を考案していき、飛鳥の魅力を伝えていきたいと考えています。 野鳥の色や模様: 野鳥は地味(黒、茶、灰色)な羽色から鮮やかなものや、派手な色(瑠璃、青緑、赤、青、黄色)など様々です。部分的に鶏冠部の色が赤や白であったり、縞々模様等もあります。双眼鏡でその特徴ある色、模様から野鳥の名前を覚えたりするのも楽しいです。 野鳥の鳴き声: 昔からその鳴き声を言葉で表し、「テッペンカケタカ」「ホーホケキョ」「ブッポソー」「カッコウ」等古く言われており、馴染みのものになっています。また森の中全く知らない何羽もの鳥のさえずりを聞くのも実に楽しいものです。できれば名前が分かればもっと楽しくなるでしょう。 野鳥のしぐさや行動: ツバメやテレビの撮影などにより巣作り等よく見られますが、卵からかえったヒナが巣から一斉に顔を乗り出し、親鳥が捕まえてきた虫などの餌をやるのを見るのも楽しいものです。じっと双眼鏡で見ていると餌を咥へ、餌の横取り等も楽しいものです。また羽繕い、団子のように何羽もくっついて並ぶ、羽繕い、水浴び等々は、その生態を見たような気になります。 野鳥の渡りで季節感: 特に水辺の野鳥は、一年中同じ地域に暮らす留鳥、南国から日本に飛来する夏鳥、シベリア大陸から日本に越冬のために飛来する冬鳥、春と秋に日本を中継していく旅鳥等が見られます。この鳥がみられるようになると、もう(冬、春、夏、秋)というように季節感を味わうことが出来ます。
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