飛鳥里山クラブ30周年記念誌
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。唯々でかい。10歳。。、」、、。。里山に学ぶ飛鳥、初めての出会いは小学生。60年前の遠足“石舞台”が野ッ原に鎮座高校時代。一年時は吉野から通学。夏休みも終わり、壷阪寺駅を出ると橘寺ならぬ“次はアスカ~”(ウン?)友と向かう“益田岩船”。岩に上り眺める景色、今は記憶の向こう。18歳時は流れ、子の巣立った二人が弁当広げる芝生広場。風渡る。60歳閑話。高三で読んだ、家出した少女が辿る、遍路会社員となりリフレッシュ休暇もでき甘樫丘の木々の緑が織りなすグラデーション、小鳥の奏でるさえずり、木の葉のふれあうシンフォニーを五感で感じながら森の中にいると、心の安らぎを感じる。人類は何十万年の永い年月を自然環境の中で進化してきたからであろうか。里山づくり隊に所属し、自然の中にいると色々なシグナルが発せられているのを感じる。そのシグナルに気付き、想像を膨らませるのがとても楽しい。甘樫丘では常緑樹、針葉樹の老木、古木の大木がうっそうと茂って地上には光が届かず、里山を暗くし、季節の移り変わりを体感できでは、行ってみるかと。が「今は無理。30歳宮仕えも終え、好機到来と期するも、新型コロナ到来。65歳では衰えし足を鍛えるにはウォーキング。近くを流れる飛鳥川沿い、さらに耳成山、畝傍山、そして飛鳥へ。歩きに歩く。高松塚、甘樫丘、石舞台、祝戸、キトラ、さらに奥飛鳥、藤本山、多武峰、冬野。そうして、知った“飛鳥里山クラブ”。66歳。これからの20年30年如何に過ごすボランティアもその一つ。オオムラサキとサークル飛鳥を楽しむ諸人訪い楽しむ飛鳥には里山クラブ。今70歳るという、里山本来の姿が感じられなくなっている。また、伐採と植林、すなわち生態系の循環(新陳代謝)という考えも失われているような気がする。大事なことは、実態を『知る』ことだと思う。里山づくり隊をひとつの個性をもった組織と考えたとき、地域の人々から、また甘樫丘を訪れる観光客の目にはどのように映って、どう評価されているのか。また、明日香村ではどのような役割、立ち位置をとって行うべきか。これらのことを冷静に判断しながら、自分は何に貢献できるかを常に意識し、日々の活動に邁進していこうと思っている。飛鳥とわたし27期田原清澄28期岡本進一

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