飛鳥里山クラブ30周年記念誌
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「采女の袖吹き返す明日香風都を遠みいたづらに吹く」甘樫丘から北、西方を見渡すと奈良盆地と大和三山(畝傍山、香具久山、耳成山、遠)く二上山などを望むことができる。飛鳥周辺の山々や水田風景、春夏秋冬の景色はこの地が「日本のふるさと」と言える。そして古代ロマンも感じる。特にキトラ古墳周辺地区は、自然環境や田園環境とが調和している。私は里山ようちえんの体験補助と安全管理甘樫丘中腹に置かれた志貴皇子の万葉歌碑は村内40基の中の記念すべき第1号基です。里山クラブ入会前には一般客として歴史サークルや文化サークルの行事に参加していました。サークルの皆さんから明日香の歴史を教わりながら歩くのは楽しい時間でした。甘樫丘では蘇我氏、向原寺では推古天皇、飛鳥寺では聖徳太子、朝風峠では鎌足と中大私と飛鳥との出会いは10年前、夫が飛鳥での仕事を引き受けた時からです。まず、飛鳥の歴史を知りたいと何度も足を運び、本を読んでは、勉強していました。飛鳥に入った時に変わる空気がいいなあ~と飛鳥の大ファンに!私も常に同行し、数ヶ月でしたが、共に楽しい時を過すことが出来ました。しかし数年後体調を崩し、その時に飛鳥に行きたいと言い、行って見た見事な桜。それがに携わっており、満3才~6才児の子どもたち、そして保護者の方々と一緒に旬の野菜の植え付けや収穫、田植え等々の体験を担って家族の様な雰囲気で過ごしております。最初は緊張している子どもたちもだんだん時間の経過と共に慣れてきて、我々に対しお友だちのように気軽に話しかけてくれます(年の。差を忘れるくらい私もはしゃいでいます)これからも私自身が健康に気をつけ元気に子どもたちに接して、この飛鳥の地で思いっきり子どもたちに、すばらしい自然に触れてもらいたいと願っております。兄皇子…etc.明日香の道を辿ると歴史上の人物がすぐそばにいるように感じます。全国から訪れる多くの人々も同じ感覚を味わうのではないでしょうか。先日も甘樫丘で万葉人に思いを馳せながらササユリの支柱立てをしました。「甘樫丘には万葉の植物しか植えないよ」と教えて頂きました。できる限り古の姿を残したいと願う里山クラブに参加して爽やかな明日香風に吹かれながら活動したいと思います。最後の桜となりました。4年後、図書館で目に留まったのが「飛、鳥ボランティア講習」のパンフレット。まあ~楽しそう!これが2回目飛鳥との出会いです。先輩や同期の方々にお世話になりながら、今に至っております。春の里山あそび広場では、青空の下、泳ぐ鯉のぼり、子どもたちの笑い声、古代衣装を身にまとったカップル等々、本当に幸せいっぱいの<飛鳥>でした。この中に居た私も幸せオーラに包まれていました。この飛鳥の輪がどんどん大きくなることを願います。わたしと飛鳥、そして子どもたちへ25期松田洋子私の大好きな飛鳥28期吉住久子28期Y.A

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