飛鳥里山クラブ30周年記念誌
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、、、、、間伐の際には育成された樹木が短時間で倒れる様子は、カルチャーショックだった。良い里山仲間とのつながりで、年月が流私と飛鳥里山クラブ30年記念に寄せて1期清水紀子・永井和代・藤井弥生・三宅小夜子・村上博27期やまももあれから30年!!「皆様、おめでとうございます」と言う、講座開講式の第一声を聞き「えっ」と思った。第一期の募集定員30名のところ、90名の応募があり、定員50人にし抽選した結果当選し、講座への参加が決定したということだった。その頃は、里山講座形式の講座は、まだ少数だったこともあると思われる。毎年、明日香村稲渕で開催されている案山子コンテストに出展する案山子作りを手伝うことになった。彼岸花の咲く頃、案山子コンテストがあり、田の畦に案山子が何体も飾られていることは知っていたし、見学に行ったこともある。でも、自分が作る立場になるとは思ってもみなかった。私に声をかけてくださったのは里山クラブのメンバーで、長年案山子作りを続けてこられたグループの方である。里山クラブに入会したからこその縁だ。全く経験のない案山子作り、経験の講座内容も野草クッキング紅花染めれた。感動し、感動を伝えましょう!!先日のフォローアップ研修で、案内員がウラジロを谷に向かって飛ばされた。ウラジロは鳥のように飛行し着地した私は。、ウラジロとともに飛行していた。様々なイベントで参加者に少しでも感動していただければと思う。ある方たちに教えていただいて案山子を作るのが楽しみだ。また、今年も明日香幼稚園の園児たちとの「ふれあい会」が実施された。甘樫丘で育てているオオムラサキを通しての交流である。これまでも諸先輩方が工夫を凝らしてふれあい会を催してくれたが、今年はチーム員の発案で紙芝居を上演した。園児たちは喜んでくれたようで、それ以上にチーム全員での作成の過程や意見の交換が楽しくやりがいを感じた。新しい窓が開かれ新しい空気が入ってくる。新しい空気は知識だけなく、人の縁も結んでくれるようである。

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