自然観察サークル 5月の活動(その2)

5月14日に古都・飛鳥散歩「心のふるさと 飛鳥の野の花めぐり」が実施されました。12日に事前に定例会を兼ねて下見を実施してのイベント本番です。
当日は快晴。31名のお客さんが参加され5班に分かれてサークル員が案内させていただきました。まず国営飛鳥歴史公園館前のヤマボウシの花に見送られ出発しました。
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ハルジオンとヒメジオンの違いやニガナとハナニガナ、スイバとギシギシ、カラスノエンドウ・スズメノエンドウ・カスマの違い、ヤブジラミとオヤブジラミ、ハコベとウシハコベ等を解説。野草には「似ていますがよく観察すると違うのです」と見つけた野草を比べてルーペを使用したりして観察していただきました。
またタンポポの花が咲いている時と種になる時、種を飛ばす時に茎が伸びたり倒れたりすることを勉強していただいたりしました。
他にいろんな色のニワゼキショウにウマノアシガタ、コメツブグサ、ヤマゲフウロウ、アメリカフウロウ、オニタビラコ、キツネアザミ、ノアザミ、キュウリグザ、等沢山の野草を観察し、
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上を見上げたら色づいたもみじの種、ゴンズイの花、ガマズミやキンギンカの花等も観察されました。今回はカキの花やミカンの花も見られました。他にヘビイチゴやオヘビイチゴ、クサイチゴ等を見つけて口に含んでみたりしました。まだ色づいていないヤマモモの実、色づき始めたヤマザクラの実もありました。
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花以外にカラスムギやカモジグサ、ヒメコバンソウなど見分けのつきにくいイネ科の植物も観察しました。
タンポポの茎やカラスノエンドウの実等で草笛をしたりもしました。上手なお客様がいらっしゃいましたよ。
お昼の休憩には昼食後龍になった皇子(みこ)の朗読と、タンポポの生涯について紙芝居を見ていただきました。
本当に盛りだくさんな観察会。お客様もメモを取ったり写真を撮ったりと熱心に観察していただいた一日でした。
6月の自然観察サークルの定例会は日本の里百選「深野の里」へササユリを見に行きます。