10月27日に22期生飛鳥里山クラブの養成講座「五感で楽しむ自然観察」が高松塚周辺で実施されました。
飛鳥歴史公園の公園館前で開催されている菊花展の前で準備体操をして、4班に分かれて自然観察サークル員の案内で出発しました。
サークル員の説明でクスノキ、クヌギ、エノキ、ケヤキ、の幹や葉を触ったり、クスノキの葉をもんで匂いを嗅いだり、観察してもらいました。防虫剤の樟脳をごぞんじですか?クスノキの樹皮が原料となっています。同じ匂いがしました?
またアラカシとシラカシの違いを説明し観察をしました。
↑クヌギの樹皮
↑エノキの樹皮
↑クスノキの樹皮
木によってこんなにも幹の樹皮の様子が違います。みなさんも木に触って観察してみてください。
落ち葉や実の採取をしたりしてもらいました。この日は他にヤマボウシ、シンジュ、ナラガシワ、イロハモミジ、クリ、カキ、ナラ、コブシ、サンゴジュ、アキニレ、ミツマタ、の木々、下見の時には花だったチャノキには実がなっていました。草花ではカンゾウ、ヌスビトハギ,セイダカアワダチソウ、センダングサ、クサギ等。くさい二オイのするヘクソカズラを匂ってもらいました。またススキの下にはなんとまだ残っていたナンバンギセルも見つけました。
国営飛鳥歴史公園館 セミナールームに戻って昼食を食べる前に炒った椎の実やムクノキの実を食べてもらいました。椎の実を炒ったらいい匂いがしました。これで五感がそろいましたね。
このように、午前中に公園の中を観察し採取した葉や実を使って午後から班ごとに発表してもらいました。
班ごとに作成中です。
いろいろな意見を出し合い作成すること約1時間、さあ発表です。
班全員一言ずつ発表したり、代表で発表したりと色々でしたがほとんど何か一言発表してくださいました。
受講生も色んな方がいて面白く楽しく発表してくださいました。指導にあたったサークル員も楽しく拝聴しました。では全部みていただきましょう。
◆テーマ:さんぽ
◆テーマ:秋風のささやき
◆テーマ:秋の高松塚
◆テーマ:秋まっ盛り
どれも素敵な表題と楽しい発表でした。なかには野鳥の好きな方がいらっしゃって、どのあたりでイカルが鳴いていたとか発表してくださいました。他には作成中に草花の花言葉等も調べて発表してくださった女性もいました。春が好きだけど秋もいいですと話されたりと、まだまだ紅葉には早い園内でしたが秋を感じていただいたようです。
22期生の皆様、今回の講座はいかがでしたでしょうか。
来年は春、夏といろんな自然を、私たちサークル員とともに季節を感じませんか。
沢山の方がサークル員になっていただけるのをお待ちしています。
またこのブログを見て頂いた方、来年講座生になって里山の活動に参加しませんか。
毎年2月から3月中旬に募集されます。色んな講座があり楽しいですよ。
最後に下見の際に作成したサークル員の作品です。
自然観察サークル 10月の活動(その3)
