2024/11/24(日) 飛鳥星まつり2024 音楽劇「星詠み人 アサギマダラと天文図」
★飛鳥星まつり2024★
音楽劇「星詠み人 アサギマダラと天文図」
2022年飛鳥星まつりで生まれた、古代から今に繋がる星の物語。この度、満を持して最新作をお届けします。かつて飛鳥に生きた、星を詠み、未来を占う星詠み人。奥飛鳥で、藤袴(フジバカマ)の蜜を吸い、海を渡って奄美へ飛ぶ蝶、アサギマダラ。蝶に人の魂をのせて占うと、奄美のシマ唄で歌われています。キトラ天文図とこの奄美のシマ唄から、この度も役者なかええみが、他にはない、飛鳥星まつりならではの物語を書き下ろします。役者×鳳笙×ピアノ×奄美のシマ唄が織りなす音楽劇。是非ご期待下さい。
ー物語ー
飛鳥時代。新しい国造りと共に入ってきた天文図。朝廷の陰陽寮の若い天文生は、新しい天文の学問に大志を抱いていた。天文を観察するのは国を支える事。天象には、国の命運が現れる。いかなる天文の変化も見逃すまいと一心に仕事をしていた。ある時、天文生は美しい歌を聴き、心惹かれる。一方で、里に不吉な歌が流行り、ちょうどその時、天空に凶事の徴が現れる。天文生は災いを止めなくてはと、天文博士が制するのも聞かず、陰陽寮の外に飛び出してしまい、アサギマダラと出会う。
日時 |
2024年11月24日(日) 開場:17:00 開演:17:30〜19:00 |
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会場 |
四神の館 四面スクリーン |
定員 | 25名 |
料金 | 3500円 *中学生以上対象 |
なかええみ -役者・パフォーマー-
各地に赴きその土地の物語、風土を取材し作品を発表している。台本、音楽を全て自身で書き演じる。主な作品に、人と草木、水の関係、実際の自然災害を取材し創作した「衣」「土と草と」、七夕伝説を題材とした人と天(自然)の生命の約束の話「天儛」、飛鳥坐神社の主祭神でもある下照姫を題材にした「照愛」など。
井原季子 -鳳笙-
豊英秋氏、東康弘氏に師事。日本の伝統文化と精神性、世界に根差した普遍性を探求、研鑽を重ねる。全国の社寺での奉納演奏をはじめ、国内外にて様々なアーティストとの幅広い創作活動を行う。野田秀樹作品、贋作「桜の森の満開の下で」で音楽参加。
渡会光晴 -ピアノ-
国営飛鳥歴史公園共催で「星めぐりコンサート&星空観望会」、主催は明日香の遺跡や古墳で、自然の響きと通りがかった人の一音から生まれる音楽の試み「まほろばピアノ」を開催。キトラ古墳壁画発見40周年記念には墳丘の前で献奏を納める。クラシックを軸に、演劇音楽の担当など、ジャンルを超えた活動を展開している。
渡会美枝子 -奄美のシマ唄-
奄美のシマ唄を唄い継ぐ。奄美の唄者、朝崎郁恵の門下で研鑽を積む。一年を通した祭り事や暮らしに即してシマ唄を歌う。ライフワークとして宮沢賢治の語りのコンサートを開催。歌い踊る事は人の原初の姿だと感じ、各地で奄美の唄あしび(遊び)を展開している。